「英語ができるようになりたいけど、いくら頑張っても上手くいかない」そんな悩みを抱えていませんか?英語が苦手だと感じている多くの人にとって、そのような思いはDay1から抱えている古傷かもしれません。
本記事では、まず英語が苦手だと感じる原因や、英語が話せない・聞き取れない具体的な理由について解説します。さらに、そうした問題に立ち向かうための心構えや、実践的な学習方法、毎日の習慣化の工夫までをわかりやすく紹介していきます。
加えて、無料から有料までさまざまなジャンルの英語学習リソース15点を厳選。難易度に合わせて活用できるよう、それぞれの特徴も詳しく説明しています。「英語が苦手」という壁を乗り越える足がかりになれば幸いです。
英語が苦手な本当の理由とは?苦手意識の根源に迫る
英語が苦手だと感じている人は実に多くいます。でも、その苦手意識の根源は一体何なのでしょうか。
ひとりひとりに理由は違うものの、多くの場合、過去の失敗体験が原因となっていることが少なくありません。たとえば小学校の英語の授業で間違えた発音を先生や友達に馬鹿にされた経験があれば、「英語は自分に向いていない」と思い込んでしまうかもしれません。
そういった否定的な体験が累積されていくと、英語に対する苦手意識が徐々に芽生え、強固なものになっていきます。結果として英語学習から逃げ出したくなり、「英語は得意にならない」と自分に言い聞かせるようになるのです。
また、言語学習に向いている人とそうでない人がいるという発想自体が間違っている可能性も高いでしょう。実は、誰もが英語を習得する潜在的な能力を持っています。問題は、その能力を引き出すための適切な学習方法を知らないだけなのかもしれません。
ちなみに、私の場合は文法中心の英語教育に疑問を感じ、英語を実際に話す機会が少なかったことが苦手意識の原因だったように思います。そういう意味でも、個人の学習スタイルや環境が苦手意識に大きく影響しているのです。
つまり、英語が苦手だと感じる根本的な理由は一人一人異なります。しかし、その原因を冷静に分析し、乗り越える方法を見つけることが何より重要なのです。それが上手くできれば、英語が得意な自分を発見できるはずです。
したがって、まずは自分なりの英語に対する苦手意識の根源を探ることから始めましょう。
英語が話せない・聞き取れない5つの具体的な原因
英語が話せない、聞き取れないと感じる人は多くいますが、その具体的な原因はさまざまです。ここでは主な5つの原因とその解決策を挙げていきましょう。
- 発音の癖
英語が上手く話せない大きな原因のひとつが、母語の日本語の発音の癖です。たとえば「り」行の発音は英語には存在しません。「リンゴ」と発音すると”Lingo”と聞こえてしまいます。このような癖を直さないと、英語が話せるようになりません。対策としては、発音練習アプリを使うなどして、意識的に英語の発音に慣れていく必要があります。 - 語彙力不足
英語の語彙力が足りないと、簡単な言葉しか話せません。ところが、簡単な単語を組み合わせただけでは自分の思いを正確に伝えられません。そこで単語力を高める工夫が欠かせません。たとえば、単語カードを作り、日常的に復習する習慣をつけるといった具体的な取り組みが有効でしょう。 - 文法のミス
文法を誤ると、正しい意味が通じなくなります。ただし、実際のコミュニケーションでは完璧な文法は必要ありません。重要なのは自分の伝えたいことが相手に伝わることです。つまり、大まかな文法の枠さえ守れば、伝える力がついていきます。要するに、実践を通して感覚を磨くことが文法力アップの近道なのです。 - 英語にする前の思考
日本語で考えてから英語に直そうとすると、いくつかの問題が生じます。構文の違いから適切な英語が出てこない、言い換えに手間取る、といったことが起きがちです。ですから、出来るだけ英語で考えることが大切です。手始めに日常の簡単な出来事から英語で考える練習をするといいでしょう。 - 聞き取れない
最後に、聞き取りの問題です。英語を聞いても入ってこない、というケースが多々あります。その原因の1つは、リンキングやアクセントなど、実際の発音の特徴を理解していないことにあります。対策として、リスニング教材を活用することが重要です。また、実際に英語を聞く機会を増やすことで、徐々に聞き取り力がついていくはずです。
ちなみに私自身、最初は英語をすらすら話せるようになることは難しいと思っていました。しかし、地道に発音や文法、語彙の勉強を重ね、英語で考えることに慣れていくうちに、だんだん話せるようになってきました。英語は誰でも身につけられる能力ですから、諦めずに粘り強く取り組むことが何より大切なのです。
更には、上記の原因への対処法を1つずつ実践していけば、必ず英語が話せるようになるはずです。そうすれば、海外旅行や仕事での英語コミュニケーションも臆することなく楽しめるでしょう。
それでは、次に英語を習得するための大切な心構えについて見ていきましょう。
英語を習得するための3つの心構え
英語習得への道のりは決して平たんではありません。しかし、適切な心構えさえ持てれば、それを乗り越えられるはずです。ここでは、英語を身につけるうえで大切な3つの心構えについて説明します。
- ミスを恐れない
英語を学ぶ際、多くの人がミスを恐れてしまいます。しかし、ミスは当然のことです。子供が話し始めた頃、完璧に話せていたでしょうか。間違いを恐れずにどんどん話す経験を積むことが大切です。
たとえば、私が英会話サークルに参加した際、正しい英語が話せず戸惑いを隠せませんでした。しかし、仲間の支えもあり、だんだん話せるようになってきました。ミスを恐れるあまり沈黙を選んでいては、英語は絶対に上達しません。
- 結果にこだわらない
英語習得の過程で、目に見える成果が出ないことがあります。そんなとき、焦ってはいけません。英語は長い時間をかけて習得するスキルです。種を植えたばかりの苗木に実をつけることを求めるようなものです。
あるビジネスパーソンは、何年も英会話の勉強を続けても伸び悩んでいました。しかし、ある日、努力が実を結び、上司に英語で報告できるようになりました。このように、一時の行き詰まりを前向きにとらえ、地道に続けることが大切なのです。
- 楽しむ
いくら大切な資格試験であっても、勉強を楽しまなければ続きません。英語を学ぶ際も同様です。プロセスを楽しめなければ、長く続けられません。
たとえば、映画やドラマを英語の字幕付きで視聴したり、英語の歌を口ずさみながら勉強したりすれば、気分転換になりつつ学習も進むはずです。英語を楽しく感じられる環境を整えることが何よりも大切です。
ちなみに、私自身、英語を習得する過程で失敗も多くありました。しかし、そうした過程で培った心構えが、今の英語力の源になっています。挫折を恐れず、焦らず、楽しみながら学び続けることが英語習得への近道なのです。
更には、日々の英語学習に加えて、英語に触れる機会を増やすことも重要でしょう。英語の映画やドラマ、書籍に親しむことで、より実践的な英語力が身につきます。また、仲間と英語で会話する機会を設けるのも一つの方法です。
このように、英語を学ぶ際の心構えと工夫次第で、着実に力がつくはずです。次に、その具体的な学習方法について見ていきましょう。
基礎から着実に力をつける!英語の4技能を鍛える方法
英語を身につけるには、聞く・話す・読む・書くの4技能をバランス良く鍛える必要があります。一つひとつの技能を効果的に伸ばす方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【リスニング】
リスニング力をつけるには、まず英語の発音に慣れることが大切です。英語の母音や子音にはさまざまな種類があり、日本語にはない発音も多数あります。だからこそ、リスニング力が伸び悩む原因になっているのです。
発音に慣れる良い方法は、シャドーイングです。英語の音声に合わせて発音する練習を繰り返すことで、自然とリスニング力が身につきます。たとえばニュース番組の英語を聞きながら、シャドーイングを行うのがおすすめです。
【スピーキング】
英語を話せるようになるには、語彙力と文法力が必須です。語彙は単語帳やアプリで着実に増やしていきましょう。一方の文法は、書籍で規則を学ぶだけでなく、実際に英語を使って感覚を磨く必要があります。
具体的には、ひとりで声に出して発話する「シャドーイング」や、AIなどを活用した英会話の反復練習が有効でしょう。失敗を恐れずにどんどん英語を話す経験を積むことが上達の近道なのです。
【リーディング】
読解力を高めるには、まず簡単な英文から始め、徐々にレベルを上げていく方法をおすすめします。たとえば、児童書からスタートし、小説、ビジネス書籍へと難易度を高めていけば良いでしょう。
知らない単語が出てきたら、その場で辞書で調べるのがコツです。文脈から推測するだけでなく、正確な意味を知ることが大切です。また、要約をする習慣もつけると、理解を深められるはずです。
【ライティング】
文章力を伸ばすには、まず文法の正確さを意識することが重要になります。書いた英文を英語の先生や上級者にチェックしてもらい、間違いを直していきましょう。
さらに、「このように書いた理由は?」とフィードバックをもらえれば、より深く英語の文章のルールを理解できるはずです。最初は簡単な文章から始め、徐々にエッセイや論文のようなレベルの高い書く練習に挑戦していくと良いでしょう。
このように、4技能それぞれの効果的な鍛え方はあります。けれども大切なのは、決して1つの技能だけに偏ることなく、バランス良く取り組むことです。そうすれば、必ず確実に総合的な英語力が身につくはずです。
ちなみに、私の場合は最初こそスピーキングとリスニングの力がつかず、苦労しました。しかし、地道な反復練習を続けたところ、だんだん話せるようになり、聞き取れるようになってきました。英語の勉強は着実にコツコツと取り組むことが何より大切なのです。
それでは次に、日々の英語学習を習慣化する工夫について見ていきましょう。
毎日続けられる!英語学習を習慣化する7つの工夫
英語の習得は一朝一夕にはかなわず、継続した努力が必要不可欠です。しかし、「毎日の学習が続かない」と悩む人も多いはずです。そこで、日々の英語学習を習慣化する7つの具体的な工夫をご紹介します。
- 具体的な目標を設定する
習慣化には明確な目標が重要です。漠然と「英語を勉強する」のではなく、「1日30分の単語学習をする」など具体的な目標を立てましょう。目に見える目標があれば、やる気もそれに従って湧いてくるものです。 - 自分に合ったタイミングを見つける
人により学習への集中力が高まるタイミングは異なります。「朝がいちばん集中できる」といった自分なりの都合の良い時間帯を見つけ、そのタイミングで勉強するのが効果的です。 - シンプルな方法から始める
英語学習にはさまざまな方法がありますが、最初は簡単な方法から始めましょう。例えば単語帳アプリで毎日10個の単語を覚えるだけでも良いでしょう。無理なくできる範囲から始め、徐々に挑戦の幅を広げていけば続けられます。 - SNSで宣言して仲間を作る
1人で学習を続けるのは地味で孤独な作業です。SNSで英語学習の宣言をし、同じ目標を持つ仲間を見つける方が、よりモチベーションが維持できます。互いに励まし合える環境を作ることが大切です。 - 達成記録を可視化する
習慣化には、少しずつの成果を確認できることが欠かせません。カレンダーやアプリで学習記録を付け、自分の軌跡を可視化すれば、今後の継続へとつながります。 - 小さな報酬を設ける
継続するには適度な「ごほうび」が必要不可欠です。例えば1週間続けられたら、気になっていた本を1冊買うなどのご褒美ルールを決めておきましょう。 - 環境を整える
学習は環境次第でグンと捗ります。机の上をスッキリ片付け、英語の書籍やリソースを手元に揃えるなど、学習に適した空間を作ることが重要です。集中しやすい環境を整えれば、習慣化への第一歩となるはずです。
このように、さまざまな工夫を凝らせば、必ず毎日の英語学習を習慣化できるはずです。ただし、習慣化の過程で行き詰まることも多々あるでしょう。そんなときこそ、前の見出しで説明した「結果にこだわらない」心構えが重要になってきます。
ちなみに私自身も、英語学習を続けるのに苦労した経験がありました。しかし、集中できる時間帯を見つけたり、目標を可視化したりするなどの工夫を重ね、結果的に長期に渡って継続できるようになったのです。
習慣化には何よりも「やり続ける」ことが肝心です。諦めずに前を向いて歩めば、必ずや英語習得への糸口が見えてくるはずです。
それでは最後に、英語が苦手な人におすすめの学習リソースを紹介しましょう。
英語が苦手な人のためのおすすめ学習リソース15選
英語が苦手だと感じている人におすすめの学習リソースを15点ご紹介します。無理なく効果的に英語力をアップできるよう、さまざまなジャンルからピックアップしています。ぜひ参考にしてみてください。
【無料のオンラインリソース】
- Duolingoの無料英語アプリ
ゲーム感覚で英語を楽しく学べる人気のアプリです。文法やリスニングなど、総合的に学習できます。 - スタディサプリENGLISH
ビデオ学習や確認テストもある無料の学習サイトです。文法から発音まで幅広く取り扱っています。 - NHK WORLD RADIO
ネイティブの英語を聴くことで実践的な聞き取り力が身につきます。初心者にも分かりやすい英語放送です。 - TED Talks
さまざまなジャンルの英語教育動画が無料で視聴できます。理解しやすい自然な英語で構成されています。 - Voice of America
米国の英語ニュース動画です。毎日更新されるので、継続して聴けるのがメリットです。
【本・アプリ】
- ニューホライズン初級編
英語の王道教材とも言える初級者向けの文法書です。文法のキホンがしっかり学べます。 - 中学英語をき手に英語を身につける本(Z会編)
中学英語から最初に取り組むのにおすすめの一冊です。分かりやすく解説されています。 - リーダーズ英語多読
レベル別の本を多数揃えた多読教材です。分量を少しずつ増やしながら英語に慣れることができます。 - 英単語アプリ「Words」
定番中の定番の英単語アプリです。目標に応じた単語が効率よく学べるのがポイントです。 - フォロワーズアプリ
英語の音声に合わせて発音する「シャドーイング」ができるアプリです。ニュース記事などの実践的なコンテンツが充実しています。
【動画コンテンツ】
- ディズニー公式動画
英語学習動画としてもお馴染みのディズニー公式チャンネルです。分かりやすい英語から徐々にレベルアップできます。 - おかあさんといっしょ英語
英語は発音が大切です。有名な童謡を英語で学べば、自然な発音に慣れられます。 - マザーグースの英語童謡アニメ
子供向けの英語童謡から英語発音を学ぶことができます。ネイティブの発音に触れられるのがメリットです。
【その他のリソース】
- オンライン英会話
Zoomなどを活用し、ネイティブ講師とマンツーマンで英会話レッスンが受けられます。実践的な会話力がアップします。 - ハリー・ポッター英語版
おなじみの児童文学作品を原書で読めば、楽しみながら英語にも親しめます。英語多読の最初の一歩におすすめです。
このように様々なジャンルからおすすめの学習リソースを集めました。自分のレベルに合わせて、気になったものから始めていくと良いでしょう。
ちなみに私は英語が苦手だった頃、無料のオンラインコンテンツからスタートし、だんだんと本やアプリも活用するようになりました。英語に触れる機会を意識的に増やすことで、英語が好きになり、得意分野にまでなりました。
更には、壁にぶつかった際はオンライン英会話も受講しました。ネイティブ講師の生の英語に触れ、どんどん話す練習を重ねることで実践力が身につきました。一歩ずつ着実に努力を重ねていけば、必ず英語は得意になれるはずです。
以上が英語学習におすすめのリソースでした。ここで挙げたものをベースに、自分に合ったリソースを見つけて英語学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
英語が苦手だと感じる人は少なくありません。しかし、その苦手意識には過去の失敗経験や環境要因など、さまざまな原因が潜んでいます。まずは自分なりの苦手意識の根源を見つめ直すことから始めましょう。
そして、英語が話せない・聞き取れない具体的な原因としては、発音の癖、語彙力不足、文法のミス、英語での思考力不足、発音の特徴理解不足などが挙げられます。これらの課題に着実に取り組むことが解決への第一歩となります。
その上で、英語習得に向けて大切なのが「ミスを恐れない」「結果にこだわらない」「楽しむ」の3つの心構えです。そうした心構えを持ちながら、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能をバランス良く鍛えていけば、確実に英語力は身につくはずです。
さらに、毎日の学習を習慣化するための7つの工夫を実践すれば、着実に前に進めるはずです。目標設定、都合の良いタイミング、簡単な方法から始める、周りの人の力を借りる、成果の可視化、小さな報酬、環境整備といった点に気をつけましょう。
最後におすすめの学習リソースを15点紹介しました。無料のオンラインコンテンツ、書籍、アプリ、動画、英会話など、さまざまなリソースを組み合わせることで、着実に英語力がアップするはずです。